フォトエッセイ

猫

ドアの向こうをじっと覗きこむ猫。
誰かが開けてくれるのを待っているのだろうか。
なんとも哀愁漂うお背中である。

僕たちの人生もひたすら動き回るだけじゃなく、ただただじっと待っていなければならない時がある。

カップ麺ができるまでの時間。
電車が来るまでの時間。
待ち合わせの時間。
店員さんが服をたたんで会計がすむまでの時間。
相手が重い口を開けるまでの時間。
現像所に出したフィルムが上がってくるまでの時間。

世の中が便利になればなるほど、生活のスピードはアップして、人々は”じっーと待つ”ということを忘れてしまうんじゃないかと時々心配になる。

いくら便利になっても、せかせかした人ばかりの世界なんて息苦しくて僕は嫌だなあ。

カメラ:Rolleiflex 2.8F

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