昨日はふたつの個展に行ってきた。
銀座のゆう画廊で催された板泰司さんの「ヒカリノウタ」と、広尾のエモン・フォトギャラリーで開催されているKiiroさんの「Light」。
偶然にもどちらも”光”がテーマで、作家ご本人とお話をすることができた。
板泰司さん「ヒカリノウタ」
板さんの個展はちょうど最終日で大勢の方で賑わっていた。
作品と向き合うと光と風と木々の爽やかなコーラスが聞こえてきて、とても心地良かった。
また、軽快なタッチと大胆な白の使い方で”躍動感あふれる光”を感じ、五感で楽しむことができた。
Kiiroさん「Light」
Kiiroさんの個展は柔らかい自然光が差し込むモダンなギャラリーとマッチして、作家の世界観にじっくり浸ることができた。
Kiiroさんは大好きなコスモスを追究することで、自然の理や宇宙の真理にリーチしようと挑んでいる。
これまで僕の見たことのない”新しい光”に出会うことができた。
”光”は僕たち人類にとって、古代から挑んでいるひとつの壮大なテーマ。
絵画や写真だけでなく、建築、作庭、音楽、文学などあらゆる分野にインスピレーションを与えてきた。
それだけに、どういう視点で光をとらえ表現するのか、作り手の哲学が試される。